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NY外国為替後半=高値圏での推移が続く

2019年07月12日(金)04時37分

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日本時間午前4時36分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.45 - 0.01 (- 0.01%) 108.53 / 107.86
ユーロ・ドル 1.1260 + 0.0009 (+ 0.08%) 1.1286 / 1.1245
ポンド・ドル 1.2526 + 0.0024 (+ 0.19%) 1.2571 / 1.2496
ドル・スイス 0.9899 + 0.0004 (+ 0.04%) 0.9905 / 0.9847
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 日本時間午前4時36分現在のドル円は1ドル=108.45円。きょうのNY為替
市場はドル買い戻しの動きが優勢となっておりドル円も上昇している。前日のパウエル
FRB議長の米下院での議会証言を受けて利下げ期待が強まっており、東京時間にドル
円は107円台に値を落とす場面も見られていた。パウエル議長の証言は予想以上にハ
ト派な印象が市場に広がっている模様。
 しかし、107円台に入ると買い戻しも出て108円台に戻す中、朝方発表になった
6月の米消費者物価指数(CPI)のコア指数が予想を上回ったことから、利下げ期待
がやや後退しており、米国債利回りの上昇と伴にドル円も買い戻された格好。
 きょうはパウエル議長の米上院での議会証言が行われたが、事前原稿は前日と同じ内
容で、貿易問題が米経済の見通しに重しとなっている点に言及していた。利下げの可能
性を示唆したことにも言及しており、前日同様にハト派色が強い印象。しかし、市場の
反応は軽微だった。なお、この日はバーキン・リッチモンド連銀総裁とボスティック・
アトランタ連銀総裁の発言が伝わっていたが、7月利下げに関してはオープンとの姿勢
を示していた。
 21日線が108.05円付近に来ているが、その水準が維持される中、午後の米3
0年債入札を受けて米国債利回りが上昇し、ドル円も108.50円付近まで買い戻さ
れている。
 ユーロドルは戻り売りが強まった。ロンドン時間には1.13ドル手前まで買い戻さ
れていたが、米CPIを受けて戻り売りに押されている。ちょうど21日線に跳ね返さ
れた格好となっており、上値の重さも感じられる展開。
 きょうはECBが6月理事会の議事要旨を公表していた。一段の刺激策の必要性で幅
広く一致していたようだが、フォワードガイダンスやTLTROの条件など個別の政策
手段については意見が異なっていたようだ。ユーロドルは発表直後は買いを強めたもの
の、その後の米CPIを受けて一気に戻す展開となっている。
 市場ではFRBが今月の利下げを示唆する中で、ECBも利下げで追随するのではと
の期待も根強くある模様。その場合は0.1%の利下げとなりそうだが、今回は利下げ
を示唆するに留まり9月実施との見方がなお有力。
 IMFがユーロ圏経済に関するレポートを公表しており、ショックはないが沈滞して
いる。ただ、ECBの利下げ余地は限られており、下振れリスクが高まった場合、財政
刺激策が必要になるだろうと言及していた。
 ポンドドルもNY時間に入って戻り売りに押され1.25ドル台前半まで伸び悩んで
いる。パウエルFRB議長の議会証言を受けてポンドドルも買い戻しの動きが見られて
いるが、ポンドが安値圏にあることに違いはない。事実上の次期首相を選ぶ保守党の党
首選が続いているが、合意無き離脱のリスクは健在で、その懸念が完全に払拭されない
限りはポンドの反転は期待しにくいとの見方は根強い。一部では合意無き離脱になった
場合、ポンドは10〜15%下落し、ポンドドルは1.10ドルまで下落する可能性を
指摘する向きもいる。
(ミンカブ)