経済ニュース速報 RSS

NY外為市況=ドル・円は大幅上昇、西村内閣府副大臣の円安容認発言で

2013年01月25日(金)06時06分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                ドル/円      ユーロ/ドル
  レンジ        レンジ
NY  (前日終値)   88.68/69 88.37-88.73 1.3318/20 1.3264-3350
東京  (15時) 89.31/32 88.38-89.45 1.3310/11 1.3293-3347
ロンドン(ロンドン8時) 88.26/27 89.21-90.07 1.3298/99 1.3286-3392
NY始値(米8時)  89.61/65 1.3326/27
NY終値(米16時) 90.33/36 89.56-90.46 1.3373/75 1.3323-3392
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<24日の材料>
米週間新規失業保険申請件数(19日まで):33万件
米景気先行指数(昨年12月):前月比+0.5%

・昨年12月の日本の貿易収支は6415億円の赤字、予想は5228億円の赤字
・西村内閣府副大臣、対ドル100円問題ないとの認識、浜田内閣官房参与と共通
・スペインの昨年10−12月期失業率は過去最悪の26.02%
・1月のユーロ圏総合景気指数速報値は48.2に上昇、事前予想は47.5
・メルケル独首相、為替相場に関する日本の動きに幾分の懸念
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<25日の材料と事前予想>
米新築住宅販売件数(昨年12月) 前月比+2.1%の38万5000件
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ドル・円は大幅上昇。西村内閣府副大臣による円安容認発言や複数の米経済指標の改
善などを背景に、一時、2010年6月23日以来となる90.46円まで大きく切り
上がった。

 米東部時間午後4時05分すぎ現在、ダウ工業株30種平均は前日比46.00ドル
高の1万3825.33ドル。また、10年物米国債の利回りは同0.0248%上昇
の1.8489%。

 ニューヨーク市場のドル・円は、上値を試す展開となった。海外市場から日本の昨年
12月の貿易収支が6カ月連続の赤字となったことや北朝鮮の核実験計画表明、西村内
閣府副大臣の円安容認発言などが円を圧迫。西村氏は、浜田内閣官房参与が(ドル・円
相場が)100円でも問題ないとの見解を示していることについて共通しているとし、
現在の90円前後の水準では円高修正は終わっていないとの認識を示した。また、ニュ
ーヨーク入り後は、米週間新規失業保険申請件数が予想外に減少し、2008年以来の
低水準となったことや、昨年12月の米景気先行指数が予想以上に改善したこと、米金
利上昇などがドルの下支え要因となった。中盤以降は上げ一服となっていたが、終盤に
は一時、2010年6月23日以来となる90.46円まで上昇した。

 ユーロ・ドルは上昇。1月のユーロ圏総合景気指数速報値が48.2に上昇し、事前
予想(47.5)を上回ったことや、複数の米経済指標の改善を背景にした欧米株高な
どが好感された。リスクオン(選好)の動きに支えられるなか、中盤に入ると一時、
1.3392ドルまで切り上がった。ただし、その後は米株式相場の伸び悩みなどから
積極的な買いが続かず、上げ止まった。

 ユーロ・円は急伸。ドル・円同様の理由から円売り圧力が一段と強まるなか、一時、
2011年5月2日以来となる120.95円まで大幅に値を伸ばした。

 ポンドは一時、対ドルで昨年8月28日以来、ユーロで昨年2月28日以来の安値圏
へと下落。あす25日発表の昨年10−12月期・英国内総生産(GDP、速報値)が
前期比0.1%減少と、昨年7−9月期の同0.9%増加から縮小する見通しなど、引
き続きファンダメンタルズ面の弱さが背景となった。

                     (オーバルネクスト NY/三井重憲)